こんにちは、SoftyStudyです。
本記事では、共通テスト対策を1ヶ月で完成させる勉強法をご紹介します。
ただし、本記事での勉強法はすでにある程度の基礎学力は身についていることが前提です。
目安は制限時間無しなら共通テストの過去問やセンター試験の過去問で7割以上得点できるくらいです。
これくらいの基礎学力がついている方を対象に、1ヶ月で共通テスト対策を完成させる勉強法をご紹介します!
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1ヶ月で完成! 1ヶ月で得点を1割アップする共通テスト対策
この共通テスト対策法は、共通テスト1ヶ月前からの対策を説明しています。
この1ヶ月で身につけるポイントは「時間配分」と「時間を多く使いがちな分野の克服」です。
共通テストは制限時間が厳しいという部分が特徴的な試験です。
逆に言うと、この「制限時間」さえ克服してしまえば他には難しい部分はありません。
内容も基本的なものばかりです。
そこで1ヶ月を最大限に利用して、共通テストの「型」に慣れ、自分の学力をきちんと発揮する技術を身につけましょう。
1ヶ月間の大まかなスケジュール
まず最初に1ヶ月=4週間の大まかなスケジュールを確認しておきます。
その後、各週で行うことを具体的に説明していきます。
2〜3週目:炙り出した苦手分野を集中的に勉強す
3〜4週目:確立した時間配分と苦手分野克服を確認する(予想問題パックなどを使って)
用意する教材
使用する教材は過去問と予想問題集です。
過去問は河合塾が出版している「過去問レビュー」シリーズがオススメです。
問題数が多いですし、解説も丁寧なので。
予想問題集はz会の「共通テスト実践模試」シリーズがオススメです。
予想問題集に関しては、z会以外にも駿台や河合塾から出版されているものがあり、それらも決して悪くはありませんが、それらは過去に行われたマーク模試の過去問だったりします。
またz会の共通テスト実践模試が3社の中では一番難易度が高く、この問題集で学べることも多いので、個人的にはz会の共通テスト実践模試をオススメします!
特に、9割以上を目指している方は、1問は出る謎の難しい問題も取りこぼさずに得点する必要がありますから、貪欲に難度の高い問題集で演習しておく方が良いですよ!
ちなみに、国語に関しては予想問題集よりも過去問を優先した方が良いです。
共通テストそのものの過去問はあまり多くありませんが、国語は特に過去問と予想問題集のクオリティが違います。
国語は特に、過去問優先で演習を進めてください。
一方で、数学は共通テスト実践模試の方をオススメします。
数学に関しては大は小を兼ねるので、難度の高い共通テスト実践模試で負荷のかかった演習をおこなっておけば、本番が少し楽に感じるかもしれません。
他の科目はどちらでも良いですが、私はセンター試験対策の時、国語と地理以外はz会の実践模試問題集で勉強しました。
下記にリンクを貼っておきましたのでまだ手に入れていない方は揃えてください。
※理科・社会もありますが長くなるのでそれらは同じように調べてみてください!
2週間で時間配分を確立しよう
まずは最初の2週間で過去問や予想問題集を一通り終わらせましょう。
大体どの予想問題集も5,6回分収録されているはずですから、過去問で行うのも5,6年分と考えてください。
(本来なら10年分くらいは演習しておきたいところですが、共通テストの過去問はそれほどありませんし、何より今回は1か月で共通テストに向けて最終調整をする方法のご紹介ですので、現実的な量として5,6回分だととらえておいてください。)
この2週間の問題演習で意識すべきことは以下の2つです。
- 時間配分の調整
- 苦手分野の抽出
時間配分の調整
まずは1つ目の「時間配分の調整」についてです。
基礎力が身についている人(時間無制限であれば共通テストやセンター試験の過去問で7割以上取れる人)にとって、得点率をあげる次なるポイントは「時間内にテキパキと解答していくこと」です。
制限時間に焦らせされるために失点してしまったり解けるはずの問題でミスをしてしまったりするのが改善ポイントなのです。
そこで、この2週間できちんと時間配分を設定しましょう。
時間配分の設定方法は、まずは制限時間から10分引いた値(60分のテストなら50分)を大問数で割りましょう(大問数が4問なら50÷4≒12)
この時間配分でまずはやってみて、どの大問でより時間が必要で、どの大問でそこまで時間が必要ではないかというのを見定めます。
そのうえで、時間を再配分して自分にあった時間配分を設定するという感じです。
最終的には例えば、大問1: 9分, 大問2: 15分, 大問3: 12分, 大問4: 12分 という感じです。
そして、解答中はこの時間配分を徹底的に守ります。
つまり、できていなかったとしても9分経ったら必ず大問1を中断して大問2に移るということです。
このように時間配分を厳守することで必ずすべての大問に手を出すことが可能になり、「時間なくなって最後の大問見てすらない」みたいなありがちな事故を防ぐことができます。
みなさんもきっと、一度は経験ありますよね。
時間切れで取り組むことすらできていない最終大問がすごく簡単だったということ。。。
こういうもったいない事故を防ぐために時間配分は徹底しましょう。
そして、この時間配分通りに解答を進めれば必ず最後には10分余ります(最初に制限時間から10分引いていた分です。)
この10分で、取れそうな問題からさかのぼって解答していきましょう。
みなさんはすべての大問に取り組んでいますから、どの大問が簡単でどの大問が難しいか判断できるはずです。
なので、得点できる可能性の高い問題からさかのぼることができるのです。
こうして、自分の実力で得点できる最高の点数が取れるようになる、ということです!
時間配分の設定方法は以下の記事を参考にしてください!
苦手分野の抽出
次に2つ目の「苦手分野抽出」についてです。
ここで言う「苦手分野」とは、「よく失点する分野」だけでなく、「スムーズに解けない分野」も含みます。
ここは少し厳しめに見て、苦手分野を明らかにしていきましょう。
なぜなら、制限時間内に解けなければ何の意味もないからです。
共通テストでは、だいたい大問ごとに出題されるテーマが決まっています(有機化学が無機化学かとか、二次関数か確率かとか)。
5回ほどの問題演習を通じてよく失点している分野(大問)、時間をかけすぎた分野(大問)を分析しましょう。
どの回の問題演習でも共通して失点or時間のかけすぎとなっている分野はあなたの苦手分野です。
次の1週間でこの「苦手分野」を徹底的につぶしましょう。
1週間で苦手分野を克服しよう
この1週間は抽出した苦手分野を徹底的につぶす段階です。
苦手分野のみに絞って、過去問や予想問題集の問題を解きましょう。
1年分通して解くのではなく、例えば有機化学が苦手なら各年(各回)の有機化学の大問のみをひたすら解いていくということです。
この時、よく失点する分野の場合は知識の補充を徹底して行なっていきましょう。
よく失点するということは知識が足りていないということだからです。
一方で、スムーズに解けない分野の場合は、解き方に特に注意して演習を行いましょう。
答えがあっていればよい、という考え方ではなく、きちんと解答解説を読んで、「よりよい解き方」「より手際よいスマートな解き方」がないか注意深く勉強しましょう。
例えば積分の1/6公式はきちんと使っていますか?
1/6公式は使わなくても問題は解けますが使ったほうが速く解けますよね。
こういう公式は「覚えなくてよい」と思って覚えていない人が多々います。
そういう人たちほど「試験時間が足りない」と文句を言うのです。
速く解ける方法があったらこの1週間できっちりマスターしましょう。
それだけでかなり得点率がアップします!
1週間で時間配分&苦手克服を確認しよう
次の1週間は、ここまでで行なってきた「時間配分の設定」と「苦手分野克服」がきちんと身についているかを確認する段階です。
共通テスト予想問題パックと呼ばれるものが各予備校から出版されていると思うので、そのいずれかを使いましょう。
全部もうやってしまっているという方は、手を付けていない予想問題集を一冊買ってもよいでしょう。
その新しい問題を1回分、きっちりと時間を測って取り組みましょう。
もちろんこの時、しっかり意識的に時間配分を厳守します。
ここで、時間配分をきちんと守れて、また苦手としていた分野もスムーズに解けるようになっているか確認しましょう。
もちろん、新たに苦手分野などが明らかになることがあると思います。
それも含めてこの1週間で最終調整していきましょう。
1ヶ月で対策してきたことを本番で実践しよう
時間配分がきちんとできるようになっていれば、あなたはもう自分の実力通りの点数を取る技術は身についています。
あとはギリギリまで学力を上げて、本番に挑むだけです。
胸を張って、これまでの対策通りにきちんと時間配分を守って着実に解答していきましょう。
合格は目の前です!!
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