【古文】京大医学部生が教える 最強の古文勉強法

古文
本記事で学べること
・古文の最適な勉強法を知り、古文が得意になる
・日々の古文の勉強が効率的&楽しくなる
・入試で古文が得点源になる

大学受験勉強において、最も後回しにされがちな科目の一つが古文です。

高校3年生の頃、筆者自身も思いっきり後回しにしていました。

しかし、浪人時代は、春からコツコツ古文の勉強を継続し、その結果古文は完全な得意科目になっていました。理系ですが。

実際にきちんと腹を括って学んでみると、他の科目と比べて古文は覚えるべき単語数も文法事項もそれほど多くはありません

単語なら500個も覚えれば上出来でしょう。英語なら2000や3000でも足りないくらいです。

よって、古文はできるだけ早い時期から基礎を徹底的に学んで、残りの時間で「学力維持&徐々に成長」という戦略が最もコスパが良いです。

後になって慌てて古文学習をスタートして、結局よくわからないまま本番でほとんど点が取れなかったというよくあるストーリーと比べても明らかでしょう。

そこで本記事では、早いうちから着実に古文を勉強するための最強の古文勉強法を解説します!

本記事で紹介する古文勉強法を参考に、みなさんの受験科目等他の勉強事項と組み合わせて実行することで、みなさんにとって古文が得点源になることは間違いありません!

間違った古文勉強法に注意!

注意1:文法書の通読はやめよう!

古文学習を始めようと思い立つと、多くの方がまずは文法学習から開始します。

なぜなら、多くのウェブサイトや教員が「古文は文法が一番大事」と決まり文句のように言うからです。

「古文では文法が大事」というのは全く嘘ではありません。

しかし、みなさんは、その大事な大事な文法、古文の読解の中でどのように利用するかまで教えられましたか?
文法知識をどのように読解に生かすのか、知っていますか?

この「文法を読解に利用する」という最も根本的で重要な部分が意識されていないがために、「文法問題なら解けるけど、読解問題になると古文の文章の意味がわからない」という事態になるのです。

文法は読解の中で学ぶのが最も実用的です。

よって、文法の勉強では、文法書の通読や面白みのない丸暗記はやめてください

第一、文法書の通読は苦行すぎて、最後まで続けられないでしょ?

やめましょう。

注意2:文法問題専用の文法知識は無駄!

注意1のところでも言及しましたが、文法は古文の読解に応用するために学ぶものです。

もちろん、試験対策と言う観点からは、文法問題を解くためにある程度実用性のない勉強をする必要もありますが、それは学校の定期テスト用の勉強で十分です。

実際に入試問題を勉強する時期に入り、古文の文章を読んで設問を解く練習をするようになれば、その読解演習の中で文法を勉強しましょう。

「この単語の活用形は何か→(答え)連用形」のような単純な問題は出なくなります。

注意3:単語学習は単語帳だけではダメ!

古文の文法問題は解けるけれど文章の読解や解釈ができない」という悩みを先生に相談したり、またインターネットで検索したりすると大抵は「単語力不足が原因だから単語帳で単語の勉強をもっと頑張ろう」などというアドバイスが返ってきますよね。

もちろん、古文の読解や解釈に単語の知識はとっても重要です。

単語力が上がるとどんどん古文が読めるようになります。

ただし、そういったアドバイスを忠実に守って単語帳での単語暗記を頑張ったみなさんはこう思ったことはありませんか?

単語帳の単語は全部覚えたし、単語テストもいつも満点。なのに古文の文章は読めない…。

単語帳に載っている単語をそのまま丸暗記しても、なかなか古文の読解や解釈はできるようになりません。

それは、その「古文単語の使われ方」を学んでいないからです。

文法同様、単語の知識も読解や解釈で使えるように問題演習の中で合わせて行うことが必要なのです。

★最強の古文勉強法★

前項までで注意したあまりよくない勉強法での反省を踏まえて、ここからは筆者も実際に実践した古文の最適な勉強法について解説します。

問題演習前の準備〜問題演習中の勉強法

B4の大きめの紙に問題文を拡大プリントしよう

まずは、問題集の問題文はそのままではなく大きめのB4くらいの紙に印刷して使いましょう!

理由としては、この問題文に以降で色々書き込むからです。

なので、問題を解くときは問題集に載っているままで解き進めていっても問題ないのですが復習用にも使えるように最初から印刷した問題を使うのをオススメします!

登場人物にラベリングしよう

これは問題の解き方の一つです。

古文で厄介なのが動作の主体、つまり主語の特定です。

そこでまずは文章を読み進めていくにあたって、新しい登場人物が出るたびに順番にA,B,C,Dというように簡単な記号で名前をつけていきましょう

これは次の項目で説明する「動詞の主体を特定していく」というところでものすごく強力に役立ちます!

動詞が出たら動作の主体のラベルをメモしよう

前項で登場人物のラベリングの話をしました。

次に、文章を読み進めていくにあたって、動詞が出るたびにその動作の主体(主語のこと)のラベルを動詞の横に小さくメモしておきましょう。

こうすることで、設問を解く時に、再度いちいち動詞の主体を確認する時間が省けます

これ、実際にやっていただけるとお分かりいただけるのですが、ものすごく強力に役立ちます!

国語の試験ではできるだけ現代文に時間を割きたいですから、古文は手際良く処理するのが吉なわけです。

設問を解くときの手間を読解段階で減らしておくことで、最も効率よく問題を解き進めることができます!

また古文では登場人物が多かったり、それぞれの名前がややこしかったりしますので、登場人物の簡潔な整理にも主体のメモにも、ラベリングが有用なのです。

問題演習後の勉強法|オリジナル最強古文プリントを作ろう!

ここでは、問題演習を終え、答案を書き終わった後、解答解説を読んでいく段階で行うべき事柄について解説します。

「解答解説を読んで理解する」というプロセスは当たり前すぎるので割愛します。

それに加えて行うべきことをご紹介します!

問題演習中にわからなかった動作の主体を明らかにしよう

問題演習中の作業の項目で、「動詞の主語のラベルをメモする」ということをオススメしました。

しかし、実際には、全ての動詞の主語を明らかにすることはできないでしょう
(これができるなら相当古文の学力があるということですから、そういう方にはこの記事は無用です)

そこで、答案作成後には、解答解説や全訳を参考に、自分が明らかにすることのできなかった動作の主体を確認し、書き込んでいきましょう

またその時、なぜその登場人物が動作の主体とわかるのか」、その根拠を常に考えるようにしましょう。

例えば、

尊敬語の主語がわからなかったが、文章全体を見渡すと本文で敬語が使われているのは登場人物Aだけだった。このことから、尊敬語が使われているという時点で主体はAと特定できる部分だった

というように反省していくという感じです。

この反省のプロセスが動作の主体特定の学習に繋がります

ここを強く意識しないと全く勉強にならないので、動作の主体の特定のプロセスは強く意識して勉強を進めてください

また、この「動作の主体の特定」の勉強には以降の「解き終わった問題文で実用的な文法を勉強しよう!」の項目で勉強することがらが利用できるので、その応用もかねて全体的に進めていってください!

解き終わった問題文で実用的な文法を勉強しよう!

品詞ごとにオリジナルの “マーキングサイン” を決めよう

本文を利用して文法学習を進めるために、まずは品詞ごとにマーキングサインを決めましょう

マーキングサインは丸とか三角とかの記号でも構いませんし、マーカーの色で分けても構いません。

参考までに筆者は

動詞:青ペンで傍線
助動詞:赤ペンで丸
助詞:赤ペンで三角
尊敬語:黄色マーカー
謙譲語:赤色マーカー
丁寧語:青色マーカー
※ 知らない単語:青ペンで四角
というような感じにマーキングサインを定めていました。
形容詞や形容動詞などまでは特に決めていませんでした(あまり読解には使えないからです)。
どのレベルの品詞まで学習を進めたいかはみなさんそれぞれによると思うのでお任せしますが、少なくとも上にあげた、筆者の定めたマーキングサインの種類は全て、読解に重要なので品詞を特定できるようになりましょう。
マーキングサインの設定ができたら、あとは、前から読んでいって、各品詞にマーキングサインを付けていきましょう
ここで品詞特定ができない単語が出てきたら、辞書で品詞を調べたり、全訳を利用したりして品詞を明らかにしていきましょう。
特に注意して欲しいのは助動詞です。
助動詞は連続することもあるので、一文字一文字注意して品詞を特定していきましょう。
加えて、品詞という言い方は適切ではありませんが、敬語に関しては、尊敬・謙譲・丁寧にわけてマーキングしていきましょうね。
助動詞の横に逐語訳を書き込もう

全てのマーキングサインが終わったら、助動詞の横に逐語訳を書き込みましょう。

筆者は前述の通り、助動詞は赤ペンで丸をしていたので、その横に赤ペンで逐語訳を書き込んでいました。

逐語訳に関しては文法書を参照しながら書き込んでいきましょう。

いきなり全訳を参照しないように。

大抵の文法書は背表紙の裏に助動詞一覧表のようなものがついていますよね?

あの助動詞一覧表を参照するので十分です。

さらに、使った逐語訳の部分に正の字などでカウントしておくと、どの訳がよく使われるのかがよくわかっていいですよ!
ただしこれは、必ずしもやる必要はありませんが。

当てた逐語訳が正しいかどうかは全訳を参考に答え合わせしましょう。

このプロセスにより、最初は何度も何度も助動詞を文法書で調べ、その逐語訳の選定を考えた上で書き込むということになります

これを繰り返すことで、助動詞の逐語訳、つまり意味を覚えていくことができるというわけです。

これが冒頭で説明した、「読解をしながらの文法学習」の形です。

こうすることで実際の文章の中で、しかも自分の頭を使いながら、何度もさまざまな形で助動詞の学習を繰り返すことになるので、最も効率よく助動詞の、ひいては文法全体の学習を進められるというわけです!

このように一度解いた問題文を最大限に利用することで文法知識まで磐石なものにしていきましょう!

敬語の横に敬意の対象と逐語訳を書き込もう

助動詞と同様に、敬語も古文読解に役立つ重要項目です。

というのも、敬語を明らかにし、また敬意の対象を明らかにすることで、その文章内で敬語が使われる登場人物とそうでない登場人物に分けることができるからです。

敬意の対象になるかならないか分けることができれば、敬語の動作の主体を決定しやすくなりますよね?

敬語の動作の主体は敬意の対象となりうる登場人物に絞られるからです。

敬語の文法知識ってこんな感じに読解に応用するんですよ?
ご存知でしたか?
ですから、文章を読むにあたってのマクロな目線として、どの登場人物が敬意の対象になりうるかという目線を必ず持つようにしましょう。

さて、このように敬語の知識を利用するとしても、大前提として敬語の特定とその敬意の対象及び逐語訳がわからなければ意味がありません。

そこで、敬語に対してはマーキングサインの後に、その敬意の対象と逐語訳を書き込むようにしましょう。

逐語訳は助動詞と同様に、文法書を参考にして書き込みます。

敬語の逐語訳は決まっているので、これも何度も繰り返すことで自然に覚えていき、文法書をわざわざ開くのが面倒になってきます

これが狙いですね。

また、敬意の対象に関しては、文章の中で自分で考え、全訳を参考に答え合わせしましょう。

敬意の対象は主に動作の主体になりますから、この練習は結果として、動作主体特定の練習になるというわけです!

解き終わった問題文で単語を覚えよう!

知らない単語は全て辞書でチェック

マーキングサイン決定の項でチラッと書いてありますが、筆者は知らなかった単語は青ペンで四角く囲っていました。

そして、知らなかった単語については一語一語辞書で調べ、本文にどの訳が合うか考えます。

ここでポイントは「いきなり全訳を見て訳を書き込まない」ということです。

辞書は答えではありません。

辞書に載ってあるいくつかの訳の中から「どの訳が本文に合うのか自分の頭で考えるプロセスを挟む」ことで、よく聞く「文脈判断」をする力を養うのが狙いです。

そして、「この訳が本文に合うのではないか」と考えてから、全訳を参考にそれが正しかったかどうか答え合わせをしましょう。

解答解説を読む過程の狙いは解説を読んでスッキリすることではありません。

この過程でも積極的に頭を使って、実際の試験で使える学力を養うことを強く意識して勉強を進めましょうね。

問題を印刷したB4紙を折ることで単語コーナーを作ろう

単語に関しては知らなかった単語の隣に訳を書き込むのはやめておきましょう

理由は、今後の復習にあたって、単語部分は積極的に想起するように自分自身に課す*1ためです。

具体的な方法としては、問題文を印刷したB4用紙を上から1/4のところと下から1/4のところで折り曲げます

そして、折り曲げた裏側に知らなかった単語とその意味をメモします。

こうすることで本文を読み返している段階ではどの単語が知らなかった単語かしかわからず、思い出せなければペラっとめくればすぐにその単語の意味を確認できるというオリジナルプリントが完成するという仕組みです。

わかりにくいかと思うので以下の写真も参考にしてみてください(写真はルーズリーフですが、これがB4の紙だと思ってみてください)

(*1)このように積極的に想起していくことactive recallと言います。active recallは何かを暗記するのに最も有用な勉強方法の一つです!

[写真で説明]

①知らない単語をマーキングサイン

 

②上から1/4のところで折り曲げ、裏面部分に調べた単語とその意味をメモする。

 

③上から1/4ではスペースが足りない場合、下から1/4でも折り曲げてメモ。
復習時には、本文だけ見て単語の意味を思い出せるか確認し(active recall)、その後で折り返して確認する。

復習方法

ここまでの勉強法を実践してくださると、結果として、みなさんオリジナルの最強古文プリントが手元に完成しますね。

今までは問題を解いたら解きっぱなしだったかもしれませんが、このように自分に合ったオリジナル教材ができると学習も捗ること間違いなしでしょう?

しかし、このオリジナル最強古文プリントも作っておしまいでは全く意味がありません。

古文の勉強はまだ終わりません。

ここからは1週間、オリジナル最強古文プリントで学習内容を定着していきましょう!

もうすこしです、頑張って!!

オリジナル最強古文プリントを1週間は毎日読もう

出来上がったオリジナル最強プリントですが、1週間は毎日読むようにしましょう。

毎日1題古文の問題演習をする場合、毎日1文ずつ増えて、結果7文を毎日読むことになるかと思いますが、一度頭を使って問題を解いた文章ですから、全然負担は少ないでしょう。

また、プリントには品詞分解や助動詞の意味、敬語の意味、動作の主体などが書き込まれているので、それを明らかにした時のことを思い出しながら読むようにしてください
(ここは意識して読み進められるのが理想ですが、プリントを作っている段階でかなり頭を使っているのでそこまで意識しなくても勝手に思い出してしまうでしょう。これもこの勉強法のトリックの一つです♪)

ここはあまり難しく考えず、1週間毎日同じ文章を読むという作業を繰り返すだけでOKです!

単語コーナーでのactive recallにより単語を効率よく覚えよう

「単語を覚えよう」の項ですでに説明しましたが、単語に関しては単語コーナーを作っていますよね?

よって、読み返す過程で、知らなかったサインが書かれている単語に関しては各単語その意味を覚えているか積極的に思い出しましょう(active recall)

思い出せなかった単語は単語コーナーをさっと折り返して確認です。

これも1週間続けましょう。

1週間も続けていると3日目ぐらいでほとんどの単語を覚えた状態になり、最終日くらいには単語コーナーに書いた他の訳や情報まで覚えちゃっている状態になりますよ。

復習1週間の最後の1日はサラの問題文で解説してみよう

復習1週間の最終日、つまり7日目は、オリジナルプリントではなく、元々の問題集の問題文を見て、自分でその古文の文章を解説してみましょう!

マーキングサインの無い中で、品詞を分解したり、助動詞の逐語訳を言ったり、敬語や動作主体についての説明をしたりします。

これは最後の締めとなるactive recallですね!

ここで説明できなかった内容についてはまたオリジナル最強古文プリントに戻って逐次確認しましょう。

これでその文章での古文学習は終了です!

まとめ

一つの問題文でここまで徹底的に学び切っている人はそう多くないのでは無いでしょうか?

しかし、問題を解く時にせっかく頭を使っている貴重な問題文なのですから最大限利用しないともったいない以外の何物もありません。

ぜひ、一文一文大切に、効率よく古文学習を進めて、志望校合格を勝ち取ってください!

(要点整理)
・問題文はB4の大きな紙に印刷
・読解中は登場人物をラベリングし動作主体のメモに利用
・わからなかった動作主体は全訳を参考に。この時のプロセスを意識。
・品詞ごとにマーキングサインをする
・助動詞、敬語などの訳や働きを書き込む←ここも思考過程を意識
・知らない単語は辞書で調べて適切な訳を考える
・調べた単語は単語コーナーにメモ
・出来上がった古文最強プリントを1週間毎日読む(単語等はactive recallで)
・復習最終日は元の白紙の問題文で自力解説ができるかチェック(締めのactive recall)

次に読むべき記事!

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