[決定版] 志望校合格のための数学勉強ロードマップ

数学
・基本学習から難問突破までの勉強ロードマップを知ることができる
・リンクからすぐに参考書購入が可能→計画を立てるだけになる心配がない

こんにちは!

勉強を進めていく学生さんにとって、どの参考書や問題集で勉強していくのが良いのか悩むことが多いと思います。

そこで多くの方は、「数学 オススメ参考書」などで検索していくつかのサイトからオススメ参考書を調べるのではないでしょうか?

筆者自身もそうでしたし、本サイトでも様々な科目のオススメ参考書を取り扱っています。

一方で、こんな悩みはありませんか?

「オススメ参考書はわかったけど、どんな意識・順番で進めていけば良いのかわからない」

筆者自身がそうでした。オススメの参考書はわかるけど、現段階の自分のレベルでどこから始めたら良いのかわからないという感じです。

そこで本記事では、オススメ参考書を踏まえて、数学の勉強のロードマップを解説しようと思います!

このロードマップに乗っ取って、順番に勉強をしていけば、必ずあなたの志望校に合格するのに十分な数学力がつきます!

また、計画を立てる時に陥りがちなのが、「計画は立てたけど実行できなかった」というパターンです。

この失敗に陥らないためには計画から実行までの間の期間をできるだけ短くすることです。

そこで本記事では、ロードマップを確認した後ですぐに参考書を用意して勉強の実行に移ることができるように、全ての参考書に対してamazonや楽天のリンクを貼っておきました!

よって、すぐにそちらから参考書を購入することが可能です!

一度お金を払って買ってしまえば、もったいない精神も働いて勉強を続けやすくなりますので、ロードマップを確認して志望校合格までのイメージがついたらすぐに参考書を注文してしまってください!

では、ロードマップを見ていきましょう♪

志望校合格のための数学勉強ロードマップ!

ロードマップを確認しよう

早速、ロードマップの確認から始めましょう。

まずは、現段階で数学を学んでいる途中である高校1年生〜2年生と、数学を全範囲学び終えて入試対策に入っている高校3年生/浪人生に分けます(もちろん、高1/2年生でも既習で入試対策に入っているという方は高3向けの方を参考にしていただいて構いません!)

高校1年生〜2年生(数学未履修者)

網羅系参考書で授業内容に習熟する

高1~2年生は、有名な網羅型参考書である青チャートFocus Goldを使用して、授業で習った内容に習熟するように努めましょう。

よく「青チャを3周した」などと聞きますが、周回数はあまり気にする必要はありません。

「8割くらいは理解して自分で解説までできる程度」を目標に解き進めていってください。

※「青チャートとFocus Goldならどちらがいいですか」という質問をよく受けますが、答えは「どちらでも良い」です。
両方とも網羅系ですし、書式もほとんど一緒です。強いていうなら、Focus Goldは最後に発展的な内容を取り扱ったページがあります。
参考までに、筆者はFocus Goldを使用して勉強していました。

青チャートやFocus Goldではレベルが高いという方は黄チャート

青チャートやFocus Goldでは解ける問題が少なすぎて勉強意欲が削がれてしまう場合、網羅系の問題集としては黄チャートを一通り解くことをオススメします。

一方で、黄チャートは問題のレベルの最高値があまり高くないので、演習としては不十分に感じられます。

黄チャートを一通り終わらせたら、何か別の演習問題集を挟むと良いでしょう。

1対1シリーズに取り組む予定であればそれで十分ですし、後述の実力強化問題集に取り組む予定の場合もそれで良いと思います。

その後で志望校の過去問演習を徹底的にやり込めば、数学は合格点を狙えるでしょう。

1対1シリーズでアプローチ方法を学んでおく

青チャートやFocus Goldがある程度できてきて、まだ余力があるという方は「1対1対応の数学」シリーズを使って、各問題に対するアプローチ方法を学んでおくのが良いでしょう。

この後で使用する「実力強化問題集」で定石は完全に学習し網羅しますから、この1対1シリーズは必須ではありません。

高校3年生・浪人生(数学既習者)

「入試数学実力強化問題集」で定石をマスターする

駿台から出版されている「入試数学実力強化問題集」は、学校や駿台での講習でのみ入手可能な問題集なのであまり知られていませんが、1000問を超える問題で様々な数学の定石をまとめて学ぶことのできる最高の問題集です。
※2022年5月から一般販売されるようになりました!!
これで全受験生が「入試数学実力強化問題集」で入試数学の基礎を身につけられるようになりました!

筆者が京都大学医学部医学科に合格できたのもこの問題集に取り組んだおかげといっても過言ではありません。

ぜひみなさんも、この「入試数学実力強化問題集」を使って、入試数学の基礎をきっちり身につけてください!

この一冊をやり込むだけで、入試で必要な数学の基礎力は確実に身に付きます!

※本ページでは「数学既習者向け」として取り上げていますが、高校1年生や2年生の方で数学を新たに学習中の方もぜひ使っていただければと思います!
本書は「入試問題を解くときに基本内容をどのように使うか」という目線で数学の基礎を学ぶことができるので、最初から本書で基本を学んでおけば、過去問対策などにスムーズに進めるでしょう!

実力強化問題集や1対1対応の数学で学んだ定石を完全攻略する

定石は学んだままではなかなか使えません。

実際に問題の中で使う経験を積んで初めて、入試本番でも定石を使いこなせるようになります。

その定石応用の練習としてオススメなのが「ハイレベル数学 完全攻略」シリーズです。

これらは問題数は少ないのですが、1問対してどのように考えて、どのように方針を立てるのか、どのような解法を使うのかなどをかなり詳しく解説してくれていますので、定石や解法選択→使用までの練習に最適です!

この問題集をきちんとやりこなせば、ほとんどの大学の入試問題は難なく解けるようになっています(絶対!)

【数学】「ハイレベル数学ⅠAⅡB・Ⅲの完全攻略」の効果的な使い方
受験数学で必須の参考書が「ハイレベル入試数学の完全攻略」シリーズです。数学が苦手な方もこの参考書で数学の勉強法が身に付き、得点力もアップします。本記事に書いてある、完全攻略シリーズの効果的な使用方法で、数学を得意科目にしよう!
志望校の過去問で最終調整に入ろう

すでに述べましたが、完全攻略まできちんとこなしていればほとんどの大学の入試問題は解けるようになっています。

なのでここまで進めたら、あとは志望校の過去問をバンバン解いて、最終調整をしましょう。

オススメは1年分セットできちんと時間も測っての取り組みです。

時間配分も含めて「最終調整」だと思ってください。

東大や京大志望の方は27ヵ年などが売っているので、そちらを利用して徹底的に過去問研究をしましょう。

実際に、過去問と同じ考え方で解ける問題も多数出題されていますよ。

[おまけ] 質問を受けてもらえる人を確保しよう

筆者の個人的な意見としては、「勉強は基本的には一人で行うもの」だと思っています。

自分で参考書を読み、問題を解いて積極的に理解を深めていく過程が学習に重要だと考えているからです。

とはいえ、最初から最後まで一貫して「独学するべきだ」と考えている訳ではありません。

自分で積極的に勉強を進めていく中で自ら見出した疑問点や質問は、先生などに積極的に質問する方が、効率よく勉強を進められるでしょう。

よって、疑問点や質問事項が出たときに質問できる先生を見つけておくというのも、勉強を進めるには大切なことです。

高校生の方で信頼できる学校の先生がいるという方はその先生に質問をぶつければ良いでしょう。

一方で、学校の先生で質問しやすい先生がいないという方や、浪人生・再受験生の方などで身近に質問できる人がいないという方も多いと思います。

そういう方には「家庭教師」もしくは「個別指導」がオススメです。

家庭教師や個別指導だと、自分の質問事項を主に答えてもらうというような自分なりの利用方法ができるからです(集団塾などだとどうしても「授業ありき」になってしまいます)

本ページは数学のページなので、一つ数学専門のオンライン塾として「数強塾」を紹介しておきます。

「数強塾」はプロ講師のみの数学専門塾です。
しかも、オンラインで受講できますので、どこにお住まいの方でも、数学のプロの講師に質問・相談ができます。
また「個別添削課題」というのも出してもらえるので、単なる受け身の授業ではなく、「添削問題を解いてそれを添削してもらう」という実践的かつ積極的な学習をサポートしてもらうことも可能です。

体験授業は無料だそうなので、迷っている方もそうでない方も、とりあえず体験授業だけでも受けてみると良いのではないでしょうか?
受けてみないと、自分にあっているかどうかわからないと思うので。
体験した結果で、受講するか否か判断すると良いと思いますよ!

※以下の広告には「中高一貫校対応」と書いていますが、これは「中高一貫校生対象」という意味ではなく、「中高一貫校のカリキュラムにも対応可能」という意味だそうです。
インターナショナルスクールや先取り学習をしている方、不登校で学校ではあまり数学を学んでいない方にも個別に対応してくれるそうです!
もちろん、国公立高校生も大丈夫!

各種勉強法やオススメ参考書についてさらに学ぼう!

オススメ参考書について

ロードマップについてわかったら、それぞれの参考書についても知っておきましょう!

【数学】これで君も数強! 京大医学部生の数学のオススメ参考書5選
数学が苦手、どの参考書を使えばいいのかわからない、そんな悩みを抱えてはいませんか?本記事では数学が苦手だった僕が京大医学部に合格できるレベルにするために利用したおすすめの数学の参考書を紹介しています!効果は保証するので、数学で悩んでいる方は目を通してください!

参考書の使い方について

完全攻略の使い方を学んで効率よく問題を勉強を進めましょう!

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受験数学で必須の参考書が「ハイレベル入試数学の完全攻略」シリーズです。数学が苦手な方もこの参考書で数学の勉強法が身に付き、得点力もアップします。本記事に書いてある、完全攻略シリーズの効果的な使用方法で、数学を得意科目にしよう!

数学全般の勉強法について

【数学】基礎基本とは何?〜応用力をつける基本問題の取り組み方
難しい問題が解けない時、「基礎力がまだ身に付いていない」「基本問題をもっとやろう」と思ったことはありませんか?では”基本”とは何なんでしょうか。それを知らずに無闇に基本問題を解いても意味がありません。本記事で効果的な基本問題の取り組み方を学びましょう!
【数学】難問はややこしいだけ。〜京大医学部生が教える数学難問の取り組み方
数学で基本問題はできるけど難問になると手が出ない...それを解決するために、本記事では難問に対する対処法や対策の立て方について解説しています。数学はセンスや才能ではありません。ぜひ、本記事を読んで、正しい対処方法や対策方法を押さえて勉強しましょう!

数学以外の科目の勉強法やオススメ参考書について

【決定版】志望校合格のための大学受験勉強法の全て
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コメント

  1. ぴよ より:

    私は現在赤チャートを使用しているのですが、赤チャートの後に入試数学実力強化問題集はやる価値あると思いますか?お手数ですが返信頂けると嬉しいです。

    • SoftyStudySoftyStudy より:

      コメントありがとうございます!
      模試の問題や入試問題などで、解答を見たときに「なぜその解法を選んだのか」というのは理解できますか?
      もし、模範解答が使用している解法の根拠を理解でき、他の問題に当たった時に解法選択を行えるのであれば入試数学実力強化問題集は使わずにどんどん問題演習を積んでいけば良いと思います。
      一方で、問題の解説を読んでも「なぜその解法を選んだのか(思いついたのか)」理解できない、解き方そのものは知っているけど、いざ問題を自力で解く時には解き方が思いつかない、というような感じでしたら実力強化問題集に取り組むことをオススメします。
      ぴよさんが現在何年生なのかわかりませんが、受験生(高3もしくは浪人生)なのであれば、実力強化問題集に取り組む場合は6月か7月には終わらせられるくらいのスピードで進めることをオススメします。
      お答えになっているでしょうか?
      もし何か他にも疑問等ございましたらお気軽に連絡ください!
      勉強、頑張ってくださいね。応援しています!

  2. ぴよ より:

    返信ありがとうございます。私は現在高校1年生(中高一貫)で数学は比較的得意ですが、高校範囲の模試をまだ受けたことがないため、自分の実戦力を把握できていません。来月河合塾の模試を飛び級で受験予定なのでその結果が出たら考えてみようと思います!そこでもう一点お聞きしたいことがあります。大学受験まで時間があるので問題数の多い参考書を探しているのですが、実力強化問題集以外の候補として、新数学スタンダード演習も魅力的に感じています。実戦力強化の観点ではどちらの方が到達レベル高いと思いますか?度々すみません。

    • SoftyStudySoftyStudy より:

      質問ありがとうございます!
      高校1年生でそこまで意識されて勉強されているのは本当にすごいと思います!
      模試、楽しんで受けてみて下さいね♪
      質問についてですが、実力強化問題集と新数学スタンダード演習では使用する目的が少し違うかと思います。
      「どちらの方が到達レベルが高いか」という質問にダイレクトにお答えすると「新数学スタンダード演習」という回答になります。
      実力強化問題集は「入試問題などで応用することを見据えながら基礎を学ぶ」という形の問題集です。
      なので、実力強化問題集に実際に取り組んでみたら、最初は「かなり簡単だな」と感じると思います。
      ただ、解説などに書かれている内容を学ぶと「なるほど、この基本知識は入試問題などではこういう場面で使えばいいのか」というように、応用の仕方を学べる、という感じです。
      一方で、新数学スタンダード演習はまさしく「問題演習用」の問題集です。
      たくさんのバリエーションの問題が掲載されているので、十分な演習量が担保されますね。
      ただ、この問題集は解説がシンプルで簡素です。
      なので、数学が得意な方や解法の選択などはよく理解されている方にとっては無駄がなくて勉強しやすい反面、数学が苦手、解法選択がうまくできないという方にとっては不親切に感じられるかもしれません。
      以上の観点から、ぴよさんは数学が得意ということですので、まずは新数学スタンダード演習に取り組んでみてもいいかもしれませんね(高校一年生ですらすら解ければ数学は心配ないでしょう)。
      その上で、「難しい問題になると何も思いつかないな」とか「解答は理解できるけどなんでそれを思いつくの?」という疑問が多ければ、基本に立ち止まって実力強化問題集に取り組んでみるのもいいかもしれません。
      以上、いかがでしょうか?
      おっしゃられているように受験までまだまだ時間がありますので、あまり焦りすぎず、楽しく勉強を進めていってもらえると嬉しいです!

  3. ぴよ より:

    ご丁寧に教えていただき本当にありがとうございます!早速新数学スタンダード演習注文してみました!楽しく着実に進めていきたいと思います!!

  4. mazikamazika より:

    基礎問題精講の後に入試実力強化問題集をやるのか 基礎問題精講の後標準問題精講をやった後に入試実力強化問題集をやるのはどっちがいいですか?

    • SoftyStudySoftyStudy より:

      ご質問ありがとうございます。
      その2択でしたら、「基礎問題精講→実力強化問題集」で良いと思います。
      逆にいうと、標準問題精講がすらすら解けるということでしたら、実力強化問題集はそこまで必要ではないと判断しても良いかと思います。
      あくまでも基礎力をつけるための問題集であると認識していただけると扱いやすいと思います。

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