こんにちは、SoftyStudyです。
国公立大学など記述試験が出題される大学を志望している方は、点数の取れる記述答案を作成する練習をする必要があります。
しかし、「マーク試験なら点数が取れるのに、記述試験になると減点が重なる」という悩みを抱える方も多いですよね。
塾や予備校に通うという手段もあるかもしれませんが、実際には塾や予備校でも個別に記述答案を見てくれることは少ないですし、何より受講料が高額です。
そこで本記事では、塾や予備校に通う以外に、記述答案を作成する力を鍛えて、国公立大学をはじめとする記述試験の出される大学に合格する方法を解説します。
大学受験では記述対策が必要
国公立大学は記述問題が出題される
ご存知の方も多いかと思いますが、多くの国公立大学受験では記述答案で点数を取る必要があります。
マーク式の試験では選択肢のいずれかが答えになりますから、選択肢そのものも解答のヒントになることがあります。
一方で、記述試験では選択肢はありませんから、本当に自分の力のみで解答する必要があります。
さらに、記述答案は書き方がありますから、何も意識せず、答案作成の練習をしないまま適当に記述しても得点することはできません。
そこで記述対策の仕方が気になるのですが、塾や予備校で教えてもらうことが最適な勉強法だと思っている方も多いです。
しかし、実際には塾や予備校では講義形式の授業が多く、個々人の記述答案を添削してくれることは少ないです(添削をしてもらおうと思ったら、授業後に先生に直接お願いに行くという形が多いですね)
では、記述対策はどのように進めれば良いのでしょうか。
そもそも、記述対策は独学できるのでしょうか。
記述問題は独学で対策できるか
筆者は、勉強は独りでするものだというのが基本的な考え方です。
もちろん、誰かに指導されることは重要ですが、必ず独りで悩み、考える段階を経る必要があります。
これは自分で頭を使って考えることが必要だということです。
これは記述問題の勉強でももちろん同様で、先生の提示する模範解答をただノートに写したり、暗記したりしても自分の学力にはなりません。
英語
英語では英文和訳と和文英訳で記述力が必要となります。
英文和訳に関しては解答が日本語ですから、自己添削もしやすいでしょう。
問題は和文英訳、つまり英作文です。
英作文では参考書や先生の提示する模範解答通りの答案を作ることはまずあり得ませんよね。
そこで独学ではなかなか自分の解答の反省点を洗い出すのが難しいです。
一つは、不安な表現は辞書やネットを使って必ず調べること。
もう一つは、自分の使った表現がよく使われるものか実用性の無いものかを調べる手段として、googleで検索をかけた後の検索件数を見てみるという方法があります。
自分の使った表現を「""」で括って検索してみましょう。
そうするとその表現が使われたWebページの件数が表示されますね。
この件数が少ないようだったら、その表現は世界であまり使われていないということですから仕様を避けた方が良いと判断することができます。
またHiNativeというサイトやTandemという言語交換アプリなどを利用してネイティブに直接質問してみるというのも良い手ですね!
筆者も自宅浪人の時によくこれらのサイトを使ってネイティブに質問していましたよ。
ちなみに、英作文を独学する時は「和文英訳教本」という参考書が超オススメです!
これ一冊で文法の細かいニュアンスを学びつつ、英作文に使える例文も100以上覚えることができるのでぜひ使ってください!
数学
数学の記述答案は独学しやすいですが、一方で自分の答案の論理の飛躍に関してはなかなか自分1人では気づきにくいです。
模範解答と見比べて足りない部分を洗い出し、なぜ模範解答ではその記述が追加されているのかよく考えることで、必要な記述というのがどういうものなのか学んでいく必要があります。
現代文
現代文は、本文中でキーワードを選定する学力と、取り出したキーワードを答案として整える学力の二つが必要になります。
キーワードを選定する学力の付け方は以下の記事を参考にしてみてください。
客観的速読法を学ぶことで本文中のキーワードを見つけられるようになります。
次に、答案として形を整える方法ですがこちらも上記の記事で紹介している「現代文読解の基礎講義」で学ぶことができます。
要するに、適切なキーワードを抜き出して、論理的に正しい答案に仕上げていくという感じですね。
模範解答の文章のうち、どれがキーワード要素なのかがわかるようになれば、自分の答案も過不足なくキーワードを盛り込めているかをチェックすれば自己添削できますね。
記述問題の添削は1人では限界がある
記述問題を独学する限界
記述答案の自己添削方法をざっくりと説明しましたが、とはいえやはり、記述答案を完全に独学だけで乗り切るのはあまりオススメしません。
というのも、記述答案は採点官という他人にきちんと伝わるように書く必要がありますよね。
よって自分1人でのみ練習していると、他人に伝わらない文章で固まってしまう危険性があるからです。
他にもいくつか、記述答案を独学のみで勉強しようとすると危険なリスクがいくつかあります。
記述問題を独学するリスク
盲点がある
一つ目のリスクは、自分の答案の盲点に気づかないということです。
英語の記述答案では、例えば英文和訳で訳脱(訳し忘れている部分)があったり、英作文での冠詞のミスに気づかなったりということがありえます。
また数学の答案でも、論理の飛躍にはなかなか自分1人では気づきにくいですね。
実際、普段の問題集ではよくできているのに、もしになるとチョコチョコ減点されるという方も多いのではないでしょうか。
その原因の多くは論理の飛躍であったり、説明不足であったりします。
最後に国語ですが、これもなかなか独学一辺倒では危険な科目ですね。
キーワードを全て盛り込めていたとしても、そのキーワード同士の繋がりが論理的でない答案を書いているとそれは大幅な減点対象です。
単なる抜書きではダメということですね。
ただしこの論理構造というのはなかなか自分では気づかないものです(もし簡単に気付くのであればそもそもそんな答案書かないはずですから)。
以上のように、記述答案には自分では気づきにくい盲点があるので、定期的に他人に見てもらう(添削してもらう)機会を設けることが重要になります。
プロの採点官の目線が学べない
二つ目のリスクはプロの目線を学べないことです。
答案を書いている僕たちはその科目についてはまだチャレンジャーです。
プロの採点官がどの部分に着目して採点しているのかというのはなかなか分かりませんよね。
そんな中で、プロの採点からの指導がなければ、我流で走ってしまい、テストの時に採点官の着目ポイントを押さえられずに減点される、ということになりかねません。
試験というのは答案を介して自分の理解度を採点官に伝えるコミュニケーションですから、相手の採点官がどこを重要視しているかを学ぶかも重要なポイントです。
この「採点官の目線を学ぶ」という点からも、定期的に自分の答案をプロの採点官に見てもらう機会が必要です。
解説に載っていない内容には手が及ばない
3つ目は多くの方がすぐに思いつくことだと思います。
参考書を独学するだけでは、その参考書に載っていることしか基本的には学ぶことはできません。
自分の方針や答案に対して個別に修正をかけるということができないわけです。
それだと、型の暗記が多くなり、効率よく自分の間違いを修正することが難しくなります。
一方で、定期的に採点される機会を設けておけば、自分の悪い癖や間違いやすい勘違いなどを指摘してもらえるので、個別的な学習もすることができ、より効率的に得点率を高めることができますね。
自己採点は甘くなりがち
最後に4つ目は、自己採点というのはどうしても甘くなりがちという点です。
「これはケアレスミスだから書き直そう」「あ、そっちか、勘違いしてた、これくらいはいいや覚えてたし」などなど、こういう甘い採点をした覚えあるんじゃないですか?
しかし、試験で減点されて一番悔しいのはこのケアレスミスや知っていたのに書き間違えたことなどです。
こういう部分を本当は徹底的に潰さないといけないのですが、1人で勉強しているとどうしても多め目に見てしまうんですよね。
間違った方向の努力では合格が難しい
やはり独学だけでは、自分では気づかない知識の漏れや解答方法の勘違いなどに気付くことはかなり難しいです。
単純な計算ミスなども、自分で見直していると全然気づかないのに、友達に見てもらうとすぐに見つかった、なんて経験をみなさんも一度はしたことがあるでしょう。
ですから、勉強の基本は独学ですが、定期的に他人に見てもらって、自分の勉強の方向性が大きくずれていないかをチェックする必要があります。
せっかく頑張ったのに、間違った方向に努力をしていて結果として目標を達成できないなんてことになると泣くに泣けないですからね。
定期的にプロの採点官の採点を受けることが必要
さて、独学が重要でありつつも、定期的に他人に自分の答案を見てもらう必要があることを散々お伝えしましたが、実際どのように他人に見て貰えば良いのかと疑問に思う方もいると思います。
その方法の一つが進研ゼミやZ会などの添削サービスを利用することです。
個人的には、筆者自身がZ会にお世話になっていましたからZ会を利用することをオススメします。
月に一回、添削課題が送られてきて、それを解いたら答案を送り返す、もしくはiPadを使って送信することで、数週間後に添削結果を送り返してくれます。
気になる方はぜひ、まずは資料請求をしてみましょう。
資料請求だけなら無料ですし、特別冊子もプレゼントされるのでお得です。
資料と特別冊子を見た上で実際に受講するかどうかを決めると良いと思いますよ!
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