こんにちは!
あなたは現代文は才能やセンスによるところが大きいと思っていませんか?
「筆者の考えとか筆者にしかわからないじゃないか!」とか言ってませんか?
それ、間違いです!
日本語そのものの働きを学び、本文を適切に読み、適切な解答法を学べば、現代文の読解力は確実に伸びます。
さて、その適切な読み方と適切な解き方はどのようにして学べば良いのでしょうか。
そこで本記事では現代文の読み方、解き方、さらには現代文の試験における解答方法までを学ぶことのできる最強の参考書をご紹介します!
現代文読解の基礎講義
この「現代文読解の基礎講義」の著者である中野芳樹先生は駿台予備学校の講師なのですが、この先生が提唱する
「客観的速読法」と「論理的解答法」こそが、冒頭で述べた「適切な読解法」です。
客観的速読法とは?
「客観的速読法」は日本語の構文、つまり「論理構造」に着目して作られた方法です。
例えば、「もちろん」ときたらこれは ”譲歩” 表現ですね。
なので、後に逆説表現(「だが」、「しかし」、など)が来るはずです。
そして筆者の意見(重要部分・要点)はこの逆説表現の後です。
だからここに論が来るとわかります。
そして、後で設問を解く際や要約を作る際にすぐに参照できるようにこの論の部分に線を引いておく。
このような読み方が「客観的速読法」です。
従来のように、「筆者の言いたいことは何か注意しながら読み進める」とか「大事だと思う部分に線を引いておく」といったような抽象的で、実際には何のアドバイスにもなっていないようなアドバイスとは次元が違います。
”対策”というのは具体的でなければ意味がありません。
この「現代文読解の基礎講義」で具体的な方策を学び、それに習熟してください。
そうすれば、正しく読み、解くことができるようになります。
また、迷いが減りますから、解答速度も上がります!
論理的解答法とは?
次に「論理的解答法」ですが、これは「答案を書くための作法」のようなものです。
しっかり読めても、答案が問に対する答えになっていなければ 何の意味もありません。
例えば、ある雨の日に、「今日は何曜日ですか?」と聞かれて「今日は雨です」と答えたらそれは間違いですよね?
確かに言っていることは間違っていませんが、問に対する答えになっていないわけです。
だから、適切な答え方というのも学ぶ必要があるというわけです。
問題文がきちんと書かれているように、答案もきちんとした構文で構成しなければなりません。
その方法が「論理的解答法」です。
また、自分で答案が書けるようになるということは、選択肢を選べるということも含みますから、選択式問題にも応用可能です。
答案に必要な論を押さえ、解答として適切な構文で書かれているものを選ぶ、ということです。
「きちんと読めているはずなのに、自分の答案はいつも三角で返ってくる」
「選択式の問題ではどうしても2個まで絞って迷ってしまい、結果運まかせになる」
というような悩みを持っているあなたはすぐにこの参考書で正しい答案の書き方を学んでください!
大学入学共通テスト 国語[現代文]の点数が面白いほどとれる本
新大学入学共通テストにより、国語は記述式に変わるかも…といわれていますが、センター試験以外でも、選択式問題というのはありますよね。
私立大学の多くはそうなのではないでしょうか?
そこで、共通テストのみならず、多くの選択式問題対策を必要とする全ての方にこの「大学入学共通テスト 国語[現代文]の点数が面白いほどとれる本」をオススメします。
基礎講義で身に着けた読解法を選択式問題で練習していきたいが、まだ一人でやるには不安(読解法の確認をしながら練習したい)という方はこの参考書を使いましょう!
※大学入学共通テスト版の一つ前のセンター試験対策版は駿台の池上先生が書かれており、中野先生に類似した読解法を使って解説されています。
現代文読解の基礎講義で学んだ客観的速読法の確認用問題集として黄色本を利用したい方は、センター試験対策版を購入するのをオススメします!!
読み方と解き方を学んだら、添削を受けて記述力をどんどん上げよう!
ここまでで紹介した参考書できちんと勉強すれば、現代文の読み方と解き方は学ぶことができます。
ただし、実際に自分の記述答案を採点してもらうと、細かいミスや論理的なズレなどを指摘されることが多いです。
この辺りは他人から指摘してもらって初めて気づくことができる部分なので、ここは割り切って添削をしてもらいましょう。
高校生の方はまずは学校の先生に添削してもらうと良いと思います。
その上で、浪人生の方や高校生でも学校の先生ではなくて添削のプロに見てもらいたいという方にはZ会をオススメします!
以下に、添削対策について詳しく解説したページを貼っておくので、すぐにそちらを読んで記述答案の練習方法を学んでください!
まとめ
非常に少ないのですが、この2冊で本当に充分なんです。
現代文は学ぶべき知識はそう多くなく、いったんしっかりと学べばそれを適切に使う練習を積んでいくと点数上がっていきます。
ある意味勉強しやすい教科なんです。
ですから上記の2冊で適切な読解法を学んだら、あとは各々の志望校の過去問でも実際に使って練習を繰り返すとよいです。
現代文はセンスではない。正しい勉強法で勉強すればだれでも得点できる科目です。
頑張ってください!
※個人的な話なのですが、基礎講義をやりこんでから、小説を読む目が変わり、いっそう楽しくなりました(笑) 現代文の読解法は受験を超えて使える知識だと思います。
質問や取り扱って欲しいテーマなどがあればDMやリプライで気軽にお伝えください!
あなたのヒトコトが新しい記事になります!
以下のボタンをポチッと押していただけると非常に励みになりますので、もしよろしければ押してください!
紹介した参考書
次に読むべき記事
現代文の参考書の次は古文の参考書を揃えて国語をマスターしよう!
現代文以外の勉強法も|全ての受験生必見の記事!
現代文学習で使うべき参考書がわかったら、他の科目の勉強法やオススメ参考書も気になりませんか?
また、受験生活では計画が第一です。
適切な計画を練り、それをコツコツ実践することこそが志望校合格への王道。
そこで、以下の最強まとめ記事で、みなさんも志望校合格を確実に勝ち取りましょう!!
コメント