読書をしようと思うと多くの方が、読もうと思った本を序章→第一章→第二章→...というように前から順番に読み進めていきます。
その結果、1冊に数日を費やし、結果として自分の望み通りの冊数を読み進めることができないという悩みに陥ることになります。
しかし前から読み進めてわかることだと思うのですが、実際にその本から欲しかった情報というのは、1冊のうちの数%の量であることがほとんどです。
そこで、本記事では、できるだけ効率よく欲しい情報のみを学ぶための読書術を一つご紹介します。
その方法は「目次を熟読する」という方法です。
目次はいわば、その本の要約ページです。
パワーポイントのスライドにまとめられた情報の骨子のような感じですね。
この要約をよく読んで、どこにどのような情報が書かれているのかあらかじめ知った上で読み進めることで欲しい情報のみ効率よく得ることができるというわけです。
なお、本記事で対象としているのは小説等の文学作品以外の読書です。
文学作品を「効率よく読む」というのは意味がわかりませんからね。。。
欲しい情報のみ効率よく抽出する読書術
まずは目次を熟読しよう
冒頭でも説明したように、目次はその本の「要約項目」です。
要約項目はこれから読書という旅に出る中での地図の役割をします。
みなさんも旅行に行く時などに地図なしで出発することは無いですよね?
それと同じです。
なのでまずは目次をよく読むことで地図をゲットしましょう。
とはいえ、ただ漫然と目次を読んでも特に意味はありません。
じゃあ何を意識するのかというと
「どこの部分にどんな内容が書かれているのか考える」
ということです。
目次に列挙されているのはその本の各章のタイトルですよね?
そしてタイトルは読者を引きつけるために色々な工夫がされています。
端的に問に対する答えとしてタイトルがつけられているわけではないのです。
よって、そのタイトルを漫然と読んでいるだけではそこに何が書かれているかはわかりません。
そこで想像力を働かせて「このタイトルのこの章にはどのような内容のことが書かれているのだろう」ということを考えることが必要になります。
実はこのプロセスは、実際にその章を読んだ後での内容の定着を促進するという効果があります。
なんの予想も立てずにただ漫然と文章を読んだ場合と、合っている間違っているに関わらず内容を予想した上で文章を読んだ場合とでは後者の方が圧倒的に内容を暗記しやすいです。
予想内容があっていれば期待通りの情報が手に入ったということで印象に残りやすいですし、仮に予想内容が間違っていたとしても自分の頭の中で内容の対比構造が出来上がるので印象に残りやすいというわけです。
したがって、本を読み始める時はまずは、目次を読んでどこにどんな内容が書かれているか予想するようにしましょう。
まとめのページがある場合はまとめのページを読もう
目次が読み終わり、どこに何が書かれているかの予想ができたら、次はまとめページがあるか確認してみましょう。
まとめページがある本の場合は、次はそのまとめページを読みます。
狙いは目次を読むのと同じで、概観を掴むことです。
まとめページは目次よりも具体的に書かれているので内容の予想がより鮮明になるでしょう。
目次とまとめで概観がわかれば興味のあるところから読もう
さて、ここまでで目次とまとめページ(ある場合は)を読んで、みなさんはその本の概観を掴むことができました。
それを元に、その本から学びたいことが書かれているであろう場所から読み始めましょう。
「その本から学びたいこと」というのが不思議なもので、あまり意識できていないことが多いです。
そういう方は、「なぜその本を手に取り購入したのか、その購入時の思い」を思い出しましょう。
それが「その本から学びたいこと」です。
本文で学んだことを目次に書き足そう
本から学びたいことが書かれていると予想される箇所を読んだら、その内容を要約して、目次に書き足しましょう。
冒頭でも説明した通り、目次はその本の要約・骨子です。
この要約・骨子を今度は読書まとめノートとして利用するのです。
すでに項目整理はされているわけですから、あとは自分で肉付けしていくだけです。
自分の学びたい箇所を読むたびに、目次にメモを残していくことで、再び読み返す手間を省くことができるというわけですね。
このように目次は最初から最後で利用できる、本の中で最も重要と言っていい箇所なのです!
まとめ
目次の利用方法はお分かりいただけたでしょうか?
本記事で解説したように、目次を最初に読むことでより効率よく読書を進めることが可能です。
ぜひ目次を最大限に利用して、より豊かな読書ライフをお過ごしください!
要約整理
・目次から書かれている内容を予想しよう
・まとめページがあれば本文の前にまとめページを読もう
・本から学びたい内容が書かれていると予想される箇所から良い進めよう
・本文で学んだことは目次に書き込み、読書まとめとして利用しよう
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