こんにちは、SoftyStudyです。
あなたはTo-Doリストは作っていますか?
朝起きてまず最初に、その日するべきことをリストアップすることで、それ以降次に何をするか考える必要が省かれるので生産性が上がります。
そのような意味で、To-Doリストというのは生産性アップや作業効率アップの方法として様々なところで推奨されていますよね。
ところで、あなたはそのTo-Doリストにあげた事項、いつも全てやり切ることはできていますか?
筆者はいつも、リストアップした事項のうち2個か3個はできずに1日を終えてしまっていました。
それ自体は特に問題はありません。ただ単にいくつか手が回らなかったことがあるというだけです。
問題はこの時、
「今日も全部終えることができなかった、、、。」
「サボってた時間があるんじゃないかな」
「自分はダメなやつだな、、、。」
というように、全てやりきれなかったことに対して自己嫌悪に陥ってしまっていたことです。
これにより、自信がなくなり、やる気もなくなり、結局数日後にはTo-Doリストを書くのも諦めて生産性も下がる。
こんな悪循環に陥っていました。
あなたはどうですか?
To-Doリストにあげた事項を全て終えることができず、筆者と同じような悪循環に陥ってはいませんか?
本記事では、このTo-Doリストを完璧に終えることができず悪循環に陥ってしまうという問題に対しての改善策を提示します!
困難は分割せよ
なぜ自己嫌悪に陥るのか
まずは自己嫌悪に陥る原因を考えましょう。
確実なことは一つ。
「To-Doリストにあげたことを全てやり切ることができないから」
です。
もちろん、やり切れば自己嫌悪に陥ることはないでしょうが、それができないから苦労しているわけですよね。
もう少し、このモチベーションダウンの理由について考えてみましょう。
学習性無力感に陥るな!
私たち人間は、長い間、回避することのできないストレスに曝されると、そのストレスを避けようとする努力さえも諦めてしまうようになります。
この現象を「学習性無力感」と言います。
どれだけ努力しても正当に評価されず、絶対に成功することはない。
こんな状況下で長い間努力を続けることはできますか?
できないですよね。
そしてこの学習性無力感に陥ると、何事に対してもやる気を失ってしまいます。
さて、この学習性無力感は、今回のTo-Doリスト未完成によるモチベーション低下にも関わっていると考えられます。
毎日毎朝、希望を持ってその日するべきことをリストアップするのに、1日の終わりにはそれが未完成だったことに打ちのめされてストレスを感じますね。
「明日こそは頑張って完璧にやり切ろう」と意気込みますが、結局明日もできずに反省する。
この繰り返しで、「いくら頑張ってもTo-Doリストを完璧にやり切ることができない」ということが刷り込まれ、学習性無力感に陥る。
その結果、何事に対してもやる気を失い、悪循環に陥るというわけです。
実際、朝にその日すべきことをリストアップする時には「自分ならこれくらいできるはず」と希望を持って書き出すので、本来できる量よりも少し多い量を書き出してしまいますよね。
これが、「いくら頑張っても達成できない状況」を作り出してしまっているというわけです。
よって、To-Doリスト未完成による悪循環を断ち切るには、この学習性無力感に陥らないようにする方法を考える必要があります。
成功か失敗かは主観でしかない
ところで、そもそもTo-Doリストが2、3個ほど未完成であることは悪いことなのでしょうか?
よく考えてみると、例えば8個ほどリストアップして2個未完成だった場合、その日に6個のことは進めることができたということですよね?
自分の理想通りの数の進捗を生むことはできなかったかもしれませんが、事実として6個分はきちんと進んでいるわけです。
決して何一つ進まなかったわけではないんですよね。
これって単純に6つの「成功」ではないですか?
つまり、成功か失敗かという評価は「主観」でしかありません。
自分が失敗だと定義づければそれは失敗ですし、逆に成功だと定義づければそれは成功なわけです。
では、「8個やるべきことがあって6個やれた(2個未完成だった)」という事柄を、失敗ではなく成功として認識するにはどうすれば良いでしょうか?
その方法が「細分化」です。
細分化により失敗を成功に変えよう
同じ経験でも分け方で認識が異なる
ヒトは様々なことをグループ化して認知する傾向があります。
例えば、学校なら「時間割」というのがありますよね。
あれは科目ごとに勉強時間をグループ化しているわけです。
もし、そのグループのカテゴリを「学校での勉強時間」としたら、その全ての時間割がひとまとめで認知されることになります。
「学校では勉強時間6時間」と聞くとすっごく長く感じてしまいますが、「1時間の授業6コマ」と聞くとできる気がしませんか?
また、その6コマの授業のうち、お昼の2コマを寝てしまったとしたら「今日は2コマ寝てしまったよ」という表現をしますよね?
一方で、6時間勉強というようにひとまとめとして認知してしまうと「今日は勉強時間に寝てしまった」というように、あたかもその勉強時間全てがダメになったかのような認知になります。
経験していることは同じなのに、分け方によって印象が変わるのです。
「3ステップTo-Doリスト」〜やり切れる量で分けてリストを作る〜
これを、To-Doリストにも応用しましょう。
つまり、やり切れるであろう量で一旦分けてTo-Doリストを作成するのです。
オススメは、1回のTo-Doリストでリストアップする事項は3つだけ。
まずは、朝起きて一発目のTo-Doリスト作成の時に、その日に最もやりたい事柄を3つだけリストアップしましょう。
そして、リストアップができれば通常通り、そのTo-Doリストに沿って勉強なり仕事なりを進めていきます。
きっと3つくらいならやり切れますよね?
その3つをやり切ったら、次にやりたい事項をまた3つリストアップします。
このように、3つずつTo-Doリストにリストアップして、その3つが完了したらまた次の3つをリストアップする。
これを繰り返します。
これにより、「リストアップした3つの事項を完成させる」という成功体験を積みながら、かつTo-Doリスト作成による作業効率アップも見込めるというわけです。
この方法を「3ステップTo-Doリスト」と呼びます(筆者が勝手に名付けました。。)
成功体験を細かく積むことで達成感を得られますし、また学習性無力感に陥るリスクを下げることもできます!
最後に
どのような道具も方法も使い方によっては薬にも毒にもなります。
今回のTo-Doリストも例外ではなく、いたずらにリストアップするとかえってやる気を失うことになりかねません。
自分の、つまりヒトの性質を知り、かつ方法の目的を明確にすることで、正しい使い方を考えることができますね。
この3ステップTo-Doリストで、みなさんがやる気を保ちながら、仕事や勉強に励まれることを願います!
要点整理
・成功か失敗かの評価は主観である
・成功体験を積むためにTo-Doリストは3つまでに限定する
・3つのリストが完了すれば次の3つをリストアップする
・3ステップToーDoリストで成功体験を積みながら作業効率を上げることができる
次はこの記事で学びや作業の質を上げよう!
3ステップTo-Doリストで、上手にTo-Doリストの使い方を身につけたら、次は他の効率的学習方法や仕事術についても学びましょう!
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