新学年になり、受験を真剣に意識し始める人もたくさんいるでしょう。
今(2020/3/25)はコロナウイルスの影響であまり外出はできませんが、勉強は外出しなくてもできます。 受験生の皆さんには自粛云々は関係ありません!
コツコツと勉強を進めましょう。
さて、今回は、模擬試験の利用方法についてシェアしたいと思います。
僕は高校生の時にこんなことを言われたことがあります
「模試は受ければ受けるほど良い」
今思うと何と無責任なアドバイスだったんだ…という感じです。
そもそも模試ってなんで受けるんでしょうか。
模擬試験の役割
模擬試験の一番の役割は
だと僕は考えています。
よく、「模試の問題はよく練られている良問ぞろいだから学ぶことがたくさんある」という方がいますが、正直一回分解いたくらいで、そんなに劇的に学力が上がるような代物ではないでしょう。
それに、本当に問題がよいなら、別にわざわざ決められた日・決められた時間に出て行って受ける必要はなく、問題だけもらって家で解けばいいですよね。
家で解くのとの違いは、一定以上の緊張感を持ち、制限時間を厳密に定められるという点です。
「学力をつける」というフェーズはお家での自学自習です。
でも、ある程度学力がついているのにも関わらず、得点が上がらないことがあるんですよね。
ここの原因が、制限時間にうまく対処できていないということがよくあります。
時間さえあれば解けるのに…という状態です。
この対処をぜひ模試の時にしっかりと意識して練習していただきたいです。
自分で時間を区切るとどうしても甘くしてしまいがちなので。(*1)
また
というのも模試の役割でしょう。
やはりお家で一人で勉強していたら、その時点でのライバルたちがどの程度学習内容を身に着けているのかというのがわかりません。
なのでそういった意味で合否判定は参考にするとよいと思います。
これに関しては把握することしかできないので、低ければさらに学習速度を上げるにはどうすればよいか考えねばなりませんし、高ければ追いつかれないようにするための策を考えねばなりません。
結果を見て一喜一憂しないというのはこういう意味だと思いますよ。
模試の利用方法
さて、模試には上記のような役割があります。
では、どのくらい、どのような意識で受ければよいのでしょうか。
まず、模試の量ですが、それは
でよいと思います。
どういうことかというと、例えば一年に模試を4回受けるとしても、「10月・11月・12月・1月に一回ずつ」よりも「5月・8月・11月・1月に一回ずつ」受けたほうがよいということです。
というのも、模試の役割のところでお話ししたように、模試そのものは、受けて学力が上がるようなものではありません。
中間確認地点です。
なので一年という期間の中でできるだけ均等に配置したほうがよいということです。
また、模試にも種類がありますよね。マーク式・記述式・大学別等。
これに関しては、何のアドバイスにもなってはいませんが、自分の志望校に必要なものを受ければよいでしょう。
数は先述の通り、ある程度均等にバラせる程度で大丈夫です。
さて、ついに模試を受けるときの意識ですが、まずは模試の役割のところで言ったことをしっかり意識しましょう。つまり時間配分(*1)です。
他には、帰ったらまず、解答を確認しましょう。
模試は長丁場であることが多いので、その日のうちに解説を全て確認してやり直しをするというのは理想論でしょう。
ただ、解答を確認することくらいなら、帰りの電車なんかでできますよね?
このようにすると、「うわあ、間違えてるやん」とか「お、ラッキー、合ってた!」とか感情が動きますよね?
これが、試験場での記憶を長持ちさせてくれます。
人の記憶と情動というのは密接な関係があるというのがわかっているので、ぜひここはあえて一喜一憂して記憶を新鮮に保ちましょう。
またこの時、ラッキーで得点したものなどはチェックしておいて、あとでしっかりと見直しできるようにしておくとよいです。
そして次の日に、解説を読んで解きなおしましょう。
この時、次に間違わないためにどうすればよいのかの一般化(*2)をお忘れなく。
まとめ
いかがでしたか。
冷静になれば当たり前ですが、模試をたくさん受けたところで学力は上がりませんし、模試が格別良問かというと正直そんなことはありません(各予備校は自分たちが作った問題ですから、良問だというでしょうが…)
一年という限られた時間で、目標に達するまで学力を上げるには、一つ一つの行動を意識し、目的をもって実行せねばなりません。
模試以外のことでも、これを機会に目的を考え直してみてください。
あなたが使っているあの参考書。なぜそれに取り組んでいるのですか?
やりいればどのような成長が見込めるのですか?
4月が来る前にもう一度、考え直してみてくださいね。
何より、健康には気を付けて、元気に勉強を続けましょう!
(*1)https://softystudy.com/strategy-of-tests-one/
(*2)https://softystudy.com/the-way-of-studying-math-first/
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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では。。
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