こんにちは!
中学3年生の皆さんは夏休みくらいから、高校受験を意識し始めて、本格的に受験勉強を開始し始めるのではないでしょうか?
筆者は大阪の難関公立高校に入りましたが、中3の夏ごろからほとんど毎日、一日中塾詰めという感じの生活だったのを記憶しています。
さて、塾に通っていようと、通ってなかろうと、高校入試対策のための問題集をするという方は多いでしょう。
しかし、特に公立中学校に通っている方は、友達の学力も様々なので、なかなか受験のための正確な情報というのを手に入れるのが難しいですよね。
そこで本記事では、皆さんが行きたい高校に合格するための数学のオススメ参考書/問題集をご紹介します!
基礎から高校入試突破レベルまで幅広く紹介するので、自分のレベルにあったところからスタートしてくださいね。
また、それぞれのオススメ参考書に対して、逐一Amazonや楽天booksのリンクを付けましたので、気に入ったものがあればそこからすぐに購入することができます!
筆者自身そうなのですが、参考書などを調べていても、後で本屋さんで買おうと先延ばしにすると、結局本屋さんには買いに行かずダラダラと時間を浪費するということが多いです。
高校入試本番まで少ない時間ですから、これと決めたものがあればサッサと買ってあとは時進めるだけにしてしまいましょう。そのためにリンクを貼ってあります!
数学が苦手な方向け(基礎レベル)
まずは数学に苦手意識を持っている方、基本的なことが理解できておらず、問題集を解いていてもわからないという方は学習内容を理解するための参考書を一読しましょう!
紹介する3冊はいずれも、中学校3年間の数学の基礎を一冊で説明してくれているので、いずれか1冊で十分です。
できれば中学3年生の夏休みが終わるまでに一読しときたいところですが、夏休みが過ぎていても、基礎内容の理解ができていない人はサラッと読みましょう。
「今更基礎なんて手遅れだ...」と考える方も多いですが、結局「今」が一番早いですからね。
今からきちんと足りない部分を埋めて行って合格に近づくのか、それとも周りの多くの子と同じで「今更...」と考えてそのまま不合格になるのか。よく考えて決めてください。
やさしい中学数学 改訂版
「やさしい中学数学」では、中学校3年間の数学が全て説明されていますから、基本的な知識をつけるのには十分です。
また、先生と生徒の会話形式で説明が続きますので、教科書のような硬い書き方での説明がわかりにくい、苦手だ、という方には特にオススメです。
改訂版 中学校3年間の数学が1冊でしっかりわかる本
こちらの「中学校3年間の数学が1冊でしっかりわかる本」も、タイトルの通り、中学数学全てを説明してくれている参考書です。
この参考書はかなりコンパクトに、要点を押さえて説明してくれている参考書です。
というのも、「やさしい中学数学」は872ページあるのですが、こちらの「中学校3年間の数学が1冊でしっかりわかる本」は128ページだけです。
なので、やさしい中学数学のように懇切丁寧にページ数を割いて説明してくれるものより、要点のみをまとめてテンポよく基礎を復習したい方はこちらの「中学校3年間の数学が1冊でしっかりわかる本」の方がオススメです。
また、入試までもうあまり時間がないという方にも、スラスラと基本知識を確認できるという点でオススメですね。
ちなみに、改訂版の本書は2021年からの指導要領に対応していますから安心して使えます。
対応する問題集もありますから、「中学校3年間の数学が1冊でしっかりわかる本」を使って勉強すると決めた方は、そちらの問題集もセットでゲットして数学力を上げましょう。
改訂版 高校入試 中学数学が面白いほどわかる本
「高校入試 中学数学が面白いほどわかる本」はここまでの2冊とは少し毛色が異なります。
というのも、本書は「どう考えれば問題が解けるようになるか」というところに重心を置いているのです。
よって、公式などの基本知識は理解できているが、問題を解くとなると途端に手も足も出なくなるという方向けの一冊です。
高校入試対策の入口として取り組むことをオススメします!
ちなみに、この「高校入試 中学数学が面白いほどわかる本」も「やさしい中学数学」と同様に先生と生徒の対話形式で説明が進みますから、教科書のような硬い説明文が苦手な方でも大丈夫です。
また、例題と類題も豊富なので、ただ読むだけでなく、実際に自分の手を動かして、考えることで数学力をつけていくことができます!
数学が苦手ではないが得意でもない方向け(基礎〜標準レベル)
「基本的な問題はできる」という方は、まずは入試問題で標準的な難易度も問題を確実に解けるようになる練習を積みましょう。
その時、ただ漫然と問題を解き進めるだけでは、入試問題などの所見の問題に対応する力が身につきませんから、きちんと考え方が整理されている問題集を使うことが重要です。
そこで、解き方(解法)を整理しつつ、標準問題で確実に得点できるようになるための問題集を3つご紹介します!
きちんとこれだけ公立高校入試対策問題集 数学
難関公立高校の志望ではなく、標準的な公立高校志望の方にはこの「きちんとこれだけ公立高校入試対策問題集 数学」をオススメします。
また、難関公立高校志望の方でも、現時点では問題を解く際に基礎知識を応用できていないと感じる方は、まずはこの一冊をサラッとやり切るのが良いでしょう。
本書は公立高校入試問題で出題される問題のうち、標準的な難易度の問題に対応するために、要点を整理したあと過去問を使って問題演習を行うという構成になっています。
要点整理で簡潔に復習し、その後その知識を使った問題演習を積むことで、ただの知識から問題を解くときに使える実用的な知識にステップアップすることができます!
標準的な公立高校志望の方はこのレベルの問題をきちんと練習しておきましょう。
また、難関公立高校を志望の方はこのレベルの問題は確実に得点して、ライバルに差をつけられないように徹底的にマスターしておきましょう。
高校入試「解き方」が身につく問題集 数学
数学の解法をきちんと整理して使っている中学生(高校受験生)はあまり多くありません。
というのも公立中学校では、そのような解法整理のようなものは学ばず、ただひたすら数をこなして学力をつけていくという教育がほとんどだからです。
そこでこの「高校入試「解き方」が身に付く問題集 数学」を使って、解法整理を行いましょう。
そうすることで今まで何気なく感覚で解いていた問題が、きちんと根拠を持って解けるようになります。
そうなると、初見の入試問題でもきちんと根拠を持って考え、解法を選択することができますから、合格にグッと近づきますね。
「解法整理なんて行なったことがないな」という方はぜひゲットして、数学を得点源にするレベルにステップアップしましょう。
高校受験 合格への201 新装版 入試によくでる数学 標準編
こちらの「高校受験 合格への201 新装版 入試によくでる数学 標準編」も解法を学ぶことのできる問題集です。
印象的には、「「解き方」が身に付く問題集」よりもこちらの「合格への201」の方が若干レベルの高いものまで含まれている印象ですね。
1ページで1パターンの解法を学ぶことができ、1日7問解き進めれば約1ヶ月で1周することができます。
夏休みなどの長期休みに一気にやるもよし、高校受験勉強に入る時の入口として一気に解き進めるもよしです。
この問題集でまずは解法を整理して、その後、志望校の過去問演習をする際に学んだ解法を使いながら解くと、一気に合格が近づきますよ!
逆に、ここで取り上げたような解法整理系の問題集を一冊もせず、感覚だけで入試本番に突入すると、こういった解法整理をきちんと行なったライバルから合格を勝ち取るのはかなり難しい、ということは言うまでもなくお分かりだと思います。
数学にある程度自信がある、得点源にしたい方向け(標準〜応用)
最後に、数学に自信があり、数学を得点源にしたい、ほとんどの人が解けないような難問でもきちんと解き切りたい、もしくは数学が好きだという方向けの問題集をいくつかご紹介します。
ここにあげた問題集は、難関国公立高校や難関私立高校を受験する方向けのものです。
数学 難関徹底攻略700選 (高校入試特訓シリーズ)
基本的な問題から入りつつ、難関高校入試で出題されるような難問にも対応できるようになりたいという方は「数学難関徹底攻略700選」をオススメします。
この問題集は問題数が多く、また一問一問に対する解説が非常に丁寧なところが特徴です。
よって、ただ漫然と問題を解き進めるのではなく、どういう考え方をすれば問題を解くことができるのかという最も重要な点を徹底的に学ぶことができます。
ただ、量も多いですし、難易度も決して低くはないので、数学の勉強が好きな人向きでしょう。
塾で教える高校入試 数学 塾技100 新装版 (高校入試 塾技)
この本は、高校入試で必出の関数と図形に特に焦点を当てて、やや骨のある入試問題でもきちんと解いて得点できるように問題演習を積むことができる問題集です。
「塾技」というタイトルの通り、なかなか公立中学校では学ばないような、高校受験に特化した数学の問題演習を積むことができるので、周りのライバルよりも一歩先に出たい方はこの「塾技100」を解いてみると良いでしょう。
そこまで内容の多い問題集ではないので、1週間か2週間ほどで一気にやってしまうと良いですよ。
そして、この問題集で学んだ塾技を使って、どんどん志望校の過去問を解き進めましょう!
国立高校・難関私立高校入試対策 上級問題集 数学
こちらは、難関国立高校、難関私立高校受験生を対象に、ハイレベルな問題を演習するための問題集となっています。
しかし、難関公立高校でも、このレベルの問題が出題されることは十分にありますので、難関公立高校受験生でも、数学が得意で得点源にしたい方はぜひ取り組んでみて欲しいです。
また、難関公立高校を受験する方は難関私立高校を併願で受験するでしょうから、そちらの対策にもなるので、やるべきでしょう。
入試科目で一番差がつくのは数学なので、数学が得意な方は限度を設定せず、できる限り上まで上り詰めるように勉強しておくと、楽に合格できるようになります。
最高水準問題集 高校入試 数学 (シグマベスト)
こちらの問題集も、先程の「国立高校・難関私立高校入試対策 上級問題集 数学」と同様のコンセプトの問題集ですが、やや古いというところがネックです。
筆者が中学3年生の頃にもこの問題集は売られており、実は筆者自身も高校入試対策としてこの問題集を解いていました。
なかなか難しくて解けずに焦っていたのを今でも覚えています。
こちらの本が気に入った方はこの問題集を使って勉強すると良いかと思いますが、新しいものの方が指導要領にも対応しているでしょうし、こだわりがないのであれば「国立高校・難関私立高校入試対策 上級問題集 数学」で良いかと思います。
最後に
まとめ
- 基礎知識が不十分な方は、まずは中学数学をおさらいする網羅系の参考書を一冊準備して読身進めよう!
- 基礎知識は身についているけど問題を解くとなるとその知識を十分に応用できないという方は標準問題を中心とした問題集を1冊準備して、標準問題への対応力と解法整理を行おう!
- 数学が得意、数学の勉強が好きという方は、難関国公立・難関私立対策用の問題集にチャレンジしてみよう!
追記
ここまで問題集をご紹介してきましたが、最終的には志望校の過去問をたくさん解くことを忘れないでくださいね!
ご紹介した問題集で基礎知識や解法整理、難問への対応力を身につけた上で、その知識を生かしながら過去問演習を十分に積めば、絶対にみなさんの志望校に合格することができます!
最後まで諦めずに、頑張ってください!
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