[生物]京大医学部生が教える高校生物! 基本内容の最強学習法!

生物

「生物は暗記が多い」とよく言います。

確かに、生物の名前や一つ一つの用語を逐一覚える必要があるので、決して暗記量は少なくありません。

しかし、ただ闇雲に丸暗記すればそれで得点が上がるのかというと、そうでもありません。

丸暗記している人は6割〜7割くらいの得点率で止まってしまいます。

なぜなら、理解の伴わない丸暗記では、考察問題や思考力問題に対応できないからです。

そこで本記事では、京大医学部に生物選択で合格した筆者が、考察問題や思考力問題に対応できる真の学力をつけるための、生物の勉強法について解説します!

用語を覚えるときの意識

まずは、教科書や参考書で太字になっているような重要用語を暗記しましょう。

この時、用語そのものを暗記することはもちろん重要なのですが、その逆、つまり用語の内容も確実に押さえてください!

ここを意識せずに勉強している人がかなり多いです。

だから「穴埋め問題はできるけど、記述問題はできない」という人が多いのです。

用語が出てきたら、その定義を表す文章にアンダーラインを引くなどして、
言葉と意味の両方を覚えていくようにしましょう。

 

一問一答問題集をうまく利用する

一問一答問題集を利用して重要用語を暗記している人も多いのではないでしょうか?

一問一答問題集は意味がないと批判されることも多いですが、使い方を工夫すればかなりいい教材になります。

じゃあどうやって使うのか。

それは「逆に使う」です。

一問一答問題集の解答(つまり用語)を見て、問題文(つまり定義や内容)を答えるのです!

こうすることで、重要用語の定義・内容を確実に押さえることができます。

冒頭にも書きましたが、「穴埋めはできるけど記述問題はできない」という人はこの練習をしていないのです。

例えば、

・「細胞とは何か、説明しなさい」
・「自然免疫とは何か、説明しなさい」

という問題が出て、悩むことなくスラスラと解答を書けますか?

一方で、これができない人でも、

・「生物を構成する最小単位は①という。ここには核・ミトコンドリアなどの細胞小器官が含まれている。①に入る語句を答えよ」

・「病原体が体内に侵入してくると、まずマクロファージなどがこの病原体を貪食する。これを②免疫という。②に入る語句を答えよ」

というような問題ならすぐに書けたのではないですか?

[定義/内容→用語]の方向は皆さんよく練習しているのですぐに思い出せるのですが、
[用語→定義/内容]の方向の練習をしている人は少ないのでここでもワンランク差がつくのです。

[用語→定義/内容]の方向の練習は[定義/内容→用語]の練習よりも高負荷であり、[定義/内容→用語]の練習を含んでいるので、ぜひ[用語→定義・内容]の方向で学習を進めてみてください!

 

自分で解説してみる

ひとまとまりの内容を学んだら、いったん教科書や参考書を見ずに、その内容を自分で解説してみましょう。

筆者は独り言をぶつぶつ言いながら解説していましたが、それが恥ずかしい人は、ノートに書き出してみてもいいでしょう。

思い出しきったら、教科書・参考書を開きなおして、何か漏れがなかったか確認します。

そこで漏れている内容が、あなたの覚えにくい内容であり、テストで出されると答えられない内容です(読んだ直後で忘れているのですからテストの時に思い出せるはずがありません…。)

こうして、次に進む前にいったん復習のフェーズを設けましょう!

これが自分の知識の穴を塞ぐことに繋がり、得点力アップに直結するのです!

 

まとめ

とにかく今回のポイントは

用語を覚えるだけでなく、その定義・内容を確実に覚えることを意識

です!

これを必ず行ってください!

また、こまめに復習のフェーズを組み込んでいきましょう。

独学方法の記事にも、いくつかインプットの技術をまとめてありますので、ぜひ参考にしてみてください!

【独学勉強法】京大医学部生が教える、参考書で独学する超効率的勉強法
皆さんは何かを学びたいと思ったとき、何かのスクールに通って習う派ですか? それとも、本や参考書を買い、独学する派ですか? 筆者は独学派です! でも、本を読んで何かを学ぶとき、一回読んだだけではもちろん覚えられませんよね。 だからといって、5...

もしかするとみなさんは、今回挙げた内容は負荷が大きいのでやりたくないかもしれません。

でも結局必要な内容を押さえていないと、後々点数が伸びずに苦労することになります。

やるべきことは変わっていませんから、一つ一つ着実に積み上げていってください。

これを続けていれば、数か月後には周りと差がついているはずです!

がんばりましょう!

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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