近頃、某野球選手の感染から、どうやらコロナウイルスの症状の一つとして、「嗅覚を失う」ということがあるようだということがわかってきました。
嗅覚や味覚を失うという現象自体は一般的な風邪でも見られるようですが、これは風邪にかかってから一定程度たった後によくみられる症状です。
一方で、コロナウイルスによる嗅覚障害は感染直後に現れる可能性が高いということで、これが一つの特徴らしいですね。
このニュースを聞いて、「なぜコロナにかかると嗅覚障害になることがあるんだろう」という疑問を抱きました。そこで調べたところ、大きく3つほどの可能性があるようなのでそれについてシェアしたいと思います。
本ページの内容については、まだあくまでも「可能性」のお話ですので、これが真実だと誤解なさらないように注意してください!
鼻腔内が腫れるせい?
一つ目の可能性は、
鼻腔内が局所的に腫れ、それによってにおい物質が嗅細胞まで届かず、においを感じない
というものです。
コロナウイルスが鼻腔内の粘膜細胞に感染することで、腫れを起こす可能性がある、ということですね。
僕の意見ですが、これだと「鼻づまり」がきつくなる感じなのかな?と思います。
でもだとしたら「嗅覚がなくなる」という言い方ではなくて、「鼻づまり」という言い方で報告されるのではないかなぁと思うんですが…。
実際にコロナ感染者にお話を聞いたことはないのでどうなのかはわかりません。
ご存じの方はコメント欄で教えてください!
匂いを受け取る細胞に作用する?
二つ目の可能性は、
コロナウイルスが嗅細胞に感染し、情報伝達を妨げる
というものです。
嗅細胞というのは、鼻腔の奥、上部に存在する細胞で、この細胞は匂い物質を受け取るための受け皿(レセプターといいます)を持っています。
この受け皿に匂い物質が引っ付くと、その嗅細胞は脳に情報伝達を行い、結果としてにおいを感じるというわけです。
この嗅細胞にコロナウイルスが感染することで、においの情報伝達ができなくなるために、嗅覚障害が起こるのではないかということですね。
これが一番想像しやすい説ですよね。
ちなみに、この嗅細胞は、障害されようがされまいが、大体毎月新しいものに入れ変わりますので、コロナにかかって嗅覚障害が起こっても、この説が正しいなら、嗅覚はすぐに戻ります。
嗅覚が戻らない、という話は今のところ聞かないので、この点でも矛盾はありませんね。
匂い情報を受け取る脳領域に侵入する?
三つ目の可能性は、
コロナウイルスが嗅球に侵入し、嗅覚障害を起こす
というものです。
嗅球というのは、嗅細胞から送られてくる匂い情報を受け取る脳領域です。
鼻腔と嗅球の間には篩板という骨がありますが、コロナウイルスはこの篩板を通り抜けて嗅球に至れるのではないかというのです!
新型コロナウイルスでこれが可能か確認されているかは定かではありませんが、2002年にSARSを起こしたコロナウイルスを使った実験では、これが可能であるということが確認されているようです。
なので、新型ウイルスで可能であっても、不思議ではない…のかもしれませんね…。
しかし、これが真実だとすると、脳に直接影響するということですから、嗅覚障害のみならず、もっと重篤な障害を引き起こしたとしても不思議ではありません。
まとめ
いかがでしたか。
個人的には三つ目説ではあってほしくないですね(笑)
再度注意しておきますが、ここに挙げたのはあくまで可能性の話であって、どれが正しいかはまだ分かっていませんし、この三つのどれも正しくはないかもしれません。
なので、ここに書いたことが真実だと勘違いしないようにしてくださいね。
あくまで、現段階で、こうした可能性が示唆されているというお話です。
ともかく、コロナにかからないために、
・むやみに顔に触れない
・密集・密接・密閉を防ぐ
ということを徹底して、感染を防ぎましょう!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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では。。。
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